蜂の子と難聴

中度難聴になった頃から、ネットで何か難聴やめまいに効果のあるサプリのようなのはないものかと探したところ、蜂の子のサプリがあり、それ以来、時々飲んでいます。
無味無臭で、錠剤の薬を飲むような感じで、ゴクっと水で飲みます。

蜂の子の歴史

蜂の子の歴史は、非常に古いです。
後漢から三国志時代に編纂された中国の最古の薬物の書物の「神農本草経」に、健康に良い滋養強壮食品の一つに「蜂の子」が記載されています。この本は、食品を3つのランクに分けています。蜂の子は最上位の「上品(上薬)」に位置付けています。現在でも中国では、蜂の子の炒め物を食べたりするようです。

タイでは蜂の子は普通の家庭で食べられ、有名なレストランでも食べられます。

日本では、山間地域で貴重なたんぱく質として、昔から食べられていました。特に長野県・岐阜では蜂の子はへぼと呼ばれ、ご飯と一緒に炊き込んだ「へぼご飯」や、すり潰して味噌に入れて五平餅に塗った「へぼ五平餅」などが郷土料理として知られています。

 

蜂の子の効能

耳鳴りや難聴の原因に、ストレスや加齢があると言われています。人は、ストレスを受けた時、コルチゾールというホルモンを分泌します。コルチゾールのニックネームは、「ストレスホルモン」と呼ばれています。

耳の聴力を司る蝸牛には、コルチゾールの受容体が多く存在しています。耳鳴りで難聴の人はコルチゾールの数値が高い傾向があります。其の為、蝸牛の受容体がコルチゾールを集めてしまい、蝸牛に悪影響を及ぼして、耳鳴りや難聴を引き起こしている可能性があると考えられています。

蜂の子には、コルチゾールの血中値を低下させる効能があるのが分かっています。岐阜大学医学付属病院での研究で、難聴患者も酵素分解した蜂の子を摂取してもらう試験を実施しました。その結果、コルチゾールの血中値が低下し、患者の聴力が改善した事が報告されています。

また、アミノ酸やアルギニンなどのが多く含まれており、滋養強壮に効果があります。ビタミンやたんぱく質も多く含まれており、免疫力をUPさせる効果があります。

蜂の子のサプリメント

カプセルに入ったサプリメントがたくさん売られています。ペンギンも、飲んでいました。蜂の子の最大のデメリットは、そのまま蜂の子を食べるのはさすがに抵抗がありますが、カプセルなら無味無臭で、問題なかったです。

まとめ

蜂の子は、難聴に良いだけでなく、滋養強壮や免疫力に効果があるので、試してみる価値がありそうですw